Huluリニューアル後のゴタゴタ
もう夏です。イーグルスの躍進は「春」の珍事ではありませんでした。出来過ぎなところがあるのでまだ気は緩めてませんが、Aクラスは確信している次第です。
さて先日Huluのリニューアルがありました。リニューアルの内容は新システムへの移行。日本Huluは本国アメリカのシステムを流用し続けていたのですが、そのシステムは少しの変更を入れるだけでもいちいち本国の許可がいるなど拡張の際に手間がかかるものでした。それを改善するためには日本独自で新システムを設計するしかないとして出来上がったのが今回のシステムです。とまぁこういう事情を踏まえれば、今回のリニューアルは納得できるし、むしろ賢明だと称賛したくなるのだけど、実はこの新システムの評判は今のところ非常に悪い。
リニューアル直後のトラブル
理由は2つあって、まず1つはリニューアル直後に視聴障害が発生したこと。この視聴障害は新システムとは関係ないという記事もありましたが、タイミングがタイミングなだけに新システムのせいだと思う人がいて当然です。この視聴障害は我が家の環境でも発生しました。日曜なのに…有料なのに…と、あまりのクソっぷりにリニューアル歓迎派の自分もさすがにあーあって感じでした。でも一時的にすんだだけマシだったのかもしれません。
悪評、もう1つの理由は、そもそも視聴できなくなった事件です。もう永遠に、です。新システムへの移行に伴い、対応終了の機器は発表されてはいたのですが、それとは別に著作権保護技術が使われていない外部ディスプレイへの出力が規制されるようになったのです。コンテンツ保護のため、というのはわかるのですが、事前に告知していなかったのが有料サービスにはあってはならないミスでした。コードだけ…いやいやモニタすら買い替えないといけないとなった人の怒りは計り知れません。
ここまで右肩上がりできたHuluにとっておそらく最初ともいっていい今回のトラブル。これを受けSNSでは「解約する」とか「乗り換える」といった書き込みが多くありました。といっても書き込み数は精々数百といったところ。100万人以上いる会員で本当にやめる人たちがどの程度いるのかという意味で次の会員数発表が楽しみです。Huluとしてはまだまだ先行投資の時期で、むしろ悪く転がったほうが本気でコンテンツ補強してくるのではないかという期待もありつつ。
今回の件で補償あります。2017/07くらいから受付が始まって、08上旬くらいに配布するらしい。①Hulu1ヶ月券、②Amazonギフト券、③iTunesコードの3つのうちから1つでいずれも1000円相当。受付が来月なので忘れないようにしたいね。
コンテンツ保護
コンテンツ保護に本気を出すっていうのは利用者にとっては今回の件みたいに自由度が狭まり魅力が減る。ただコンテンツ提供者にとっては大きな魅力になる。結果的に魅力的なコンテンツを掴めるというのなら、利用者も嬉しい。
Abemaがテレ朝番組を渋ってるのもコンテンツ保護という面があるのかな。最近は利用者が頭打ちしてるようだし、「コンテンツ保護」という指標が重みを増してくるようならAbemaは厳しいね。
ああそうそう、月末にけもフレくるよ。つい最近感想記事書いたばっかりなのにね。まるでHuluの回し者～。
