Huluについて
Huluの感想、使い勝手についての記事。
登録してから半年近く経つ。こういうサービスをVOD(Video On Demand)っていうらしい。月額課金で見放題になる動画サイト…ネットで完結するレンタルビデオ店のようなものである。Youtubeのように動画がバーっと出てきて好きなものを好きなだけ見られる。つまらなかったらすぐに視聴を打ち切れるので現実のレンタルビデオ店よりつまみ食いがしやすい。
数あるVODの中でなぜHuluを選んだのかというと、それしか試さなかったからである。つまり、比較もなしに目についたHuluにただ登録しただけ。無料期間中に満足してしまって他のサービスにむかう気力がなくなった。
この記事はHuluしか知らないHulu利用者のHulu使用感ですので、もし他社との比較情報を求めてこの記事に辿り着いたなら、Huluバイアスがかかっている奴が書いていることを前提にお読みください。
どのサービスが1番か
VODサービスにはいくつかの比較点がある。価格、ラインナップ、インターフェース、画質、対応機種など。吟味しなかった人間がいうのもアレだけど、正直どれも似たり寄ったりだと思う。
価格はだいたい1000円弱が相場だし、ラインナップはどこも数万本を謳っていてピンとこない。画質や検索なら比較の価値があるけど、それが大きな差といえるかは利用者の感性による。
どのサービスを選んでもきっと満足するだろうと言いたい。特に好みがなければね。アメドラが好きとか、韓ドラが好きとか、アニメが好きとか、または動画以外のサービスに惹かれるとか、そういった好みがなく、「なんでも楽しめますよ」とか、「暇つぶし程度なので…」といった雑食者はどれを選んでも一緒。
雑食者は雑食者のままかもしれないし、アメリカドラマにハマるかもしれないし、韓ドラにハマるかもしれない。好みがでてきたら好みに合致したサイトに移住すればいいだけだ。入学や入社のような重々しい行事でもない。最初の一歩は「体験したみたかった」でいいのだ。
比較はそれくらいにして、使用感を書いていこうと思う。
海外ドラマが強い?
Huluは”海外ドラマが強い”とよく言われる。それは間違ってないものの、”ドラマ・映画・邦画・洋画問わず全般的に充実している中で特に海外ドラマが強い”といった方が誤解が少ない。
加えて「海外ドラマが強い」という言葉は曖昧でわかりにくいので言及したい。強いというのは品揃えがいいこと、つまり、多くの海外ドラマを独占配信しているという意味だ。
独占配信の中で特にHuluが優れていると思うのは、最新作品の数である。最新作品とは(私が勝手にそう呼んでるだけだが)、レンタルビデオ店に置かれていないどころか、DVDすら日本でまだ発売されていないような作品のことをいう。評判すら聞こえてこない作品たちだ。声優が声を当てる時間がないため、最新作品は字幕しかないことが多い。吹き替え派にとっては悲報か。
※一 応注意しておくが、Huluにない海外ドラマも当然ある。たとえばオリジナル作品などがそうだ。オリジナル作品とは、VODサイトが独自で制作した ドラマのことをいう(今はレンタルビデオ店が自分たちで作品を作っている!)。オリジナルドラマといえばNetflixだろう。Netflixは作品数も クオリティも競合他社のはるか先をいっている。
海外ドラマ以外は?
海外ドラマ以外は「全般的にある」としかいえない。有名作品がすべて揃っているかというそうではなく、かといって全くないわけでもない。洋画でいうと、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」、「ゴッドファーザー」、「ニューシネマパラダイス」はあるが、「ショーシャンクの空に」、「バタフライエフェクト」、「タクシードライバー」はない。Huluに限らずVODサービスはどこもこんな感じ。現実のレンタルビデオ店に劣る点といってもいいだろう。
Huluはアメリカの企業だが、Hulu Japanは日テレに買収されている。2014/02/28のことなので、ちょうど1年くらい。これによって、日テレ系の作品が多く卸されるようになり、より日本人向けになった(以前を知らないので推察でしかないが)。ガキ使の「笑ってはいけないシリーズ」や「名探偵コナン」、「宇宙兄弟」などが有名か。日テレ系列はだいたいあるといってもいい。日テレ系列で放送中のバラエティやアニメが毎週更新されている。日本テレビは現在2年連続年間視聴率3冠中とあって、比較的クオリティの高い番組が多い。きっと気に入る人も多い。
Huluのラインナップは登録前に眺めることができ(るはずで)、それらを非公式でリストアップしているサイトもある。以下は公式サイトの作品一覧ページをいくつかチョイスしてみたもの。アフィリエイトではなくURLを貼っているだけなのであしからず。
テレビ国別:
名作映画特集:
アカデミー賞特集:
邦画特集:
アニメ特集:
画質・再生について
私は主にパソコンとテレビ(FireTv)での視聴が主です。もちろん、スマホでもゲーム機でも可能です。
画質…DVDと同等かそれ以上といったところ。
再生…再生中に画面を閉じると、自動で保存され、再び再生するときには中断したところから再生される。また、PCのみだが、10秒戻るボタンがある。ちょっと見逃したらときにポチっと押すと瞬時に10秒前に戻る。10秒というのが絶妙で、シーンを見返すときに便利。
あえて挙げるデメリット
・配信期限があるものがある
これはHuluに限らずVODサービスすべてに共通するものでしょう。もちろん、ごく一部の作品です。○月○日までと配信当初から記載されているものもあれば、最初は期限なんて書いてなかったのに、途中から期限が表示され一ヶ月で消えちゃったとかよくあります。
結論
Huluには満足。すでに書いたように、他のサービスを選んでもきっと同じ満足度を得ただろうが。
地味に楽しみなのが動画予告ページ。近日中にこんな作品が追加されますよーというのが一覧になっている。普通ならスルーするような作品でも特別な作品にみえてくる。数年前、数十年前の作品だってのに新作特有のプレミア感がある。馬鹿らしいが、それが視聴する動機になる。