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ゲームの感想など

鉄血のオルフェンズ29話「出世の引き金」の感想

鉄血のオルフェンズ

第29話「出世の引き金」

 

鉄血のオルフェンズの感想

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 前回は、海賊(夜明けの地平線団)討伐のためにマクギリス派ギャラルホルン鉄華団が共闘していた戦場に、反マクギリス派のアリアンロッド艦隊が現れ、三つ巴の戦いが始まったところで終わりました。

 

争奪戦の行方

 アリアンロッド艦隊の参戦によって、対海賊という意味では大勢は決した。あとは、どちらがボスのサンドバルを捕まえるか。それはまるで障害物レースのようだった。ゴールはサンドバルで、その道中に海賊の手下やらジュリエッタやらが立ちふさがる。勝ったのは、イスルギのサポートを受けたミカヅキだった。
 ただ、鉄華団はボスを捕まえたのみで、艦隊を拿捕したアリアンロッド艦隊のほうがビジネス的な意味で勝者だったのかもしれない。
 サンドバルは「鉄華団を目障りに思っているのは夜明けの地平線団だけではない」と負け惜しみのようなことを吐くも、オルガは相手にしない。そのような描写はなかったが、おそらくこの時に尋問が行われ、ギョージャンとの繋がりが発覚したのだろう。

 

成果と出世

 マクマードは、ビジネスの面では大きな損でも、身を削って航路の安全に貢献した鉄華団を高く評価した。その見返りにシノギ(ハーフメタル利権)の一部を鉄華団に譲渡。これは、火星クリュセ領内でも最大の規模のハーフメタル発掘場で、何十年ともつらしい。
 当然、これだけ大きな山はテイワズにとっても無視できない代物で、それをぽっと出の鉄華団に持って行かれたことに、ジャスレイ・ドノミコルスは大きく反発する。出世の代償が後々どう響いてくるのか…。ギャングのナンバー2に疎まれるとは…穏やかではないね。

 

アリウム・ギョージャンの末路

 今回の戦闘のそもそもの発端であるアリウム・ギョージャンは頭を抱えていた。クーデリアと鉄華団を潰すどころか、ますます影響力を高めてしまったからだ。ノブリスに取り持ってもらうにも、あまりのしつこさに嫌われてしまう始末。
 そこへ鉄華団の代表のオルガがくだんの落とし前をつけにやってきた。しらばっくれるのは、もはや通用しなかった。オルガから夜明けの地平線団との戦闘で受けた被害額の倍の賠償金を要求される。部下が警察(ギャラルホルン)に通報するも、ギャラルホルンは関知しないと返される。外堀はすでに固められていた。「カネがないならむこう(あの世)で詫びろ」とオルガ。うろたえるギョージャン。銃声とミカヅキ

 クーデリアは再び血が流れる結末になったことを憂いていた。ギョージャンの要求を聞いておけば良かったのではないかと。何かあるたびに血が流れる。犠牲になるのは子供たち。

火星ギャラルホルン

 マクギリスの言っていた友人とは、かつて腐敗を暴かれたギャラルホルン火星支部本部長コーラルの後釜の人物だった。名を「新江・プロト」といい、初顔見せと同時に、本部長代理から正式に本部長に任命された。ギョージャンからの通報に取り合わなかったのは、このマクギリスの息のかかった男の指示によるものだった。メタ的なことだけども、彼は、キャラデザ的に、モブキャラみたいなものだろうね。

 

結託

 オルガは火星ギャラルホルンの本拠に呼ばれ、仮面のつけていないマクギリスと初対面した。
 マクギリスの要求はこうだ。ギャラルホルンの変革のために、さらなる上の立場を目指す必要があり、そのためにはアリアンロッドラスタルを倒さなければならない。そこで、鉄華団の助力が必要だ。当然振りかかる不利益を上回る利益を提供する。
 すでにマクギリスに助けられているオルガに断る道理はなかった。鉄華団とマクギリスが手を結んだ。

 

その他

ハッシュ

 前々回、MSパイロットになりたいと雪之丞に直訴して返り討ちにあったハッシュ君。何を血迷ったか、今度はミカヅキに、団長に口利きしてくれないかと頼み込んだ。理由を聞かれ、ミカヅキより強くなりたいからと返答した。いや、本人の前でさ、何言ってんの…と周りが思っているなか、当のミカヅキはその理由に納得しちゃった。

 

発掘

 マクマードから譲り受けたハーフメタル採掘場。なんとその発掘中に、MSが見つかった。雪之丞の見立てだと、それはガンダムフレームのようだ。そしてさらに奥にもう1つ、MSにしては大きい機体も見つかったという。これはMA(モビルアーマー)か…。

 

感想

 マクマードとマクギリスから飴を受け取った鉄華団。嫌な予感しかしない。今後はこの2人に利用され、鉄華団の結束を試される展開になりそうだ。
 ハーフメタル採掘場からMSが発見されたことは、かつてここで戦闘が行われた、もしくは、ここに埋葬された過去があることを示している。どちらにせよ、ガンダムフレームと火星に何らかの縁が存在することが明らかになった。ターンエーよろしく、母艦も発掘されたりして…ないか。
 群像劇では、キャラクターが増えるたびに一人当たりの持ち時間が減っていく。昔の人は面倒くさがって人員整理をしたり、説明を極限まで省いたりしてきた。今は異様にテンポがいいけども、いずれ変調が…。